

経済安保デューデリジェンスは入口にすぎない——行為と説明責任から見る企業リスク
企業が個人や取引先のオープンソースデューデリジェンス(以下、ODD)を行う局面が増えている。OSINT(公開情報収集)や各種データベース、AIを用いた高度な分析ツールの普及により、初期段階の横断的な検索は確かに容易になった。だが、ツール主導で懸念点(フラグ)をリストアップするだけではリスクは減らない。ましてや、フラグが立った対象に対し、自社がどう判断すべきか、結局は自組織次第である。


物理セキュリティ×サイバーセキュリティ連携の必要性
近年、サイバー攻撃への対策が注目される一方で、物理的セキュリティが疎かになるケースが少なくない。オフィスやサーバールームへの不正侵入を許せば、内部システムへの直接アクセスや不審機器の設置、端末の窃取などによるネットワーク侵害が発生しかねない。








